毎日の生活の中で、私たちが本を読んだり書類に眼を通すとき、またコンピューターの端末を見たり、あるいは車の運転、そして週末のゴルフやテニスでと、眼はまさにフル活動しています。「見ること」はたいへん大きな割合を占め、眼を使うことは生活の要であると言えます。
眼のことといえば、まず「視力」の良さが問われます。例えメガネやコンタクトレンズを使った上でも、視力さえ良ければ「よかった、ちゃんと見えてる」ということになるようです。
でも、果たして本当にそうでしょうか?眼は健康で視力さえ良ければ大丈夫なのでしょうか?私たちは「見えている」のでしょうか?
私たちの眼は、外部からの情報を受け取り、それを脳に伝達することでさまざまな行動を起こしています。「人間の情報収集の80パーセント以上は眼に依存している」とまでいわれるように、あらゆる意味で眼は私たちの行動の緻密な「かじ取り」役です。
しかし、その「かじ取り」を正確に実行していくためには、はっきり見えているだけでは不十分なのです。
「見ること」つまりビジョンには、視力以外にもたくさんの重要なプロセスが存在します。そして、それらのプロセスになんらかの問題があると、たとえ視力は良くても「かじ取り」に誤りが生じることになるのです。すると、学校、仕事、スポーツなどで本来持っている能力を十分発揮できなくなることがあるのです。
さらに、ビジョンはものを「見ること」以上の仕事をします。
ビジョンは眼球だけで起こるのではなく、私たちのマインド、つまり心の中で起こるとも言えます。ビジョンは私たちの心が認知する時間と空間の産物であるからです。これらの認知は、私たちの行動習性の土台ともなり、そしてその行動習性が、やがて私たちのパーソナリティー(性格)へとつながっていきます。
即ち、その人のビジョンのあり方が、その人のあり方にまで影響するというわけです。私たちは「眼で考えている」と言っても過言ではないほど、ビジョンの働きに支配されているのです。
通常の眼の検査といえば「視力いくつ?」のみで終わってしまっています。しかし、視力だけではあなたがものをどう見ているのかを十分知ることはできません。当研究所では「ビジョン・チェック」をおこなっています。視力はもちろんのこと、どのように眼を使っているのかなど詳しく調べます。また、
ビジョントレーニング
の指導もおこなっています。ご興味のある方はお気軽に
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ください。特に次のチェックリストにあてはまる項目のある場合は、お勧めします。
次のチェックリストの中で、当てはまる項目はありませんか?このリストの中には、およそ眼とは関係ないように思われることも含まれています。もちろん、必ずしもこういった症状が、すべて眼に起因しているとは限りません。しかし、こんなことが眼の問題で起こりうることも是非知っていただきたいのです。
1.
視力は良いのに、見ようとするものにすっきりとピントが合わない。
2.
本を読んでいて文字や行を飛ばしてしまうことがある。
3.
近業にともなう眼の疲れや頭痛などがおこる。
4.
本を読むのが非常に遅い。
5.
コンピューターの画面は非常に眼が疲れる。ときには頭痛がする。
6.
動いている目標物を眼で追うことが難しいことがある。
7.
乗り物酔いしやすい。あるいは映画館で映画を見ていると気分が悪くなる。
8.
両方の眼が外に寄ったり内に寄ったりして、おなじ方向を見ていないことがある。
9.
物が二重に見えることがある。
10.
人が大勢いる所は不快に思う。
11.
理由もなく転んだり、ものにぶつかったりする。よく距離判断をあやまる。
12.
運転中に急ブレーキをかけることがたびたびあり、自分の車は擦り傷が絶えない。
13.
運動神経が鈍く、特に球技は苦手だ。
14.
本のなかで探している文字や言葉を見つけられない。
15.
人から何かの説明や指示を受けて、その内容を頭の中で描くことがなかなかできない。
16.
手先が不器用だと思う。手書き文字がきたない。
17.
ひとつのことになかなか集中できない。落ち着きがない。
18.
地図を見ながら自分がどちらへ行ったらいいのかうまく読みとれない。
19.
方向音痴でよく道に迷う。いまだに左右の認識がハッキリしない。
20.
リズム感が悪い。
このチェックリストは、当てはまる項目がいくつあれば問題があり、それ以下なら問題はないという類のものではありません。例えひとつでも、重要な問題をもっている場合があります。
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