menosite.com 特別視機能研究所

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以下のようなご質問をよくいただきます。
なるべくわかりやすく答えたつもりですが、
さらに詳しく知りたい方はメールなどでお尋ねください。


question  視力が良ければ、眼は問題なくちゃんと見えているのではないですか?
answer   視力が良いということは、網膜で映像がハッキリ見えているということです。それは眼を使う上でとても重要なことですが、残念ながらそれだけしか意味しません。
 私たちは網膜に映った映像を、ただそのまま見ているのではなく、実際には五感などの感覚情報や、以前に脳に保存された情報などと‘照らし合わせ’をおこなった上で見ているのです。つまり、眼の映像に「意味を与え」ながら見ています。これが視覚、つまりビジョンのプロセスです。
 視力はハッキリ見るという仕事をしてくれますが、ビジョンは見たものを「意味ある情報」へと導いてくれる、さらに重要な仕事をするわけです。ここが視力との大きなちがいです。
 従ってハッキリ見えていても、ビジョンによる「見る力」になんらかの問題があれば、正しく見えていないことがあり、知らないうちに見落としや見誤りをしていることがあるのです。

→詳しくは「ちゃんと見えてる?」をご覧ください。



question  「近視をトレーニングで治す」という広告が入ってきましたが、本当に近視がトレーニングで治るのですか?
answer   視力低下の原因が本来の近視であるのならば、トレーニングだけで0.1以下の眼が、数週間で1.2になってしまうという可能性は低いでしょう。
 しかし、視機能、つまり眼の焦点合わせや両眼のチームワークなどに原因があり、一時的に柔軟性を欠いている眼であれば、「適切なトレーニング」をおこなうことにより視力が回復する可能性はあります。
 ここで重要なことは、それが「適切なトレーニング」かということです。眼の機能について十分な知識をもった指導者が、正しい方法で指導しているかが問題となります。
 視力低下の原因が何であるかまずしっかりと検査し、一番効率の良い手段で対応することが、視力アップへの近道であると言えます。



question  遠視はメガネをかける必要がないのですか?
answer   どちらかというと遠視は負担の多い眼となります。特に近業で疲れやすくなったり、集中力に影響したりすることもあります。遠視の度合いや、その人の仕事、趣味、ライフスタイルによっては、視力がよくても遠視のメガネを掛けた方がよい場合があるのです。
 メガネは視力のためだけに使うのではなく、快適に負担なく見る目的でも使っていただきたいのです。

→詳しくは「遠視」をご覧ください。



question  弱視はある程度の年令になると、治療ができないと聞きましたが。
answer   確かに弱視の治療は、少しでも早い時期、つまり網膜や脳が若いうちにおこなうことが理想でしょう。しかし、ここで重要なことは、視力の向上のみが弱視の‘治療’ではないということです。これがオプトメトリーの弱視トレーニングの考え方の特徴です。
 弱視の眼にとって、ハッキリ見えようになることはもちろん望ましいことですが、同時に、目標物を眼で追ったり、焦点合わせをおこなったり、必要な情報を素早く見つける力=「見る力」を身につけていくこともたいへん重要なのです。仮に視力がよくなってきても、こういった能力が同時に向上するとはかぎらないのです。
 さらに、視力の向上は望めないと思われている年令となった弱視でも、ビジョントレーニングによって「見る力」を向上することは可能なのです。トレーニングにより、視力はさほど変わらずとも、「見る力」を向上し、生活の資質を上げることは可能です。
 もう遅いと思わず、年令を問わずビジョントレーニングをお勧めします。



question  斜視は手術でしか良くならないのですか?
answer   斜視には色々なケースがありますから、簡単に結論づけることは難しいです。しかし、ふたつの眼にはお互いに実に繊細な関係が存在しており、また微妙な感覚的要素が介在します。仮に手術で斜視が外見上目立たなくなったとしても、機能的な問題、つまりふたつの眼を使ってものを見る上での問題が同時に解決されるとはかぎらないのです。
 例えば「間歇性外斜視」は、ビジョントレーニングにより大きく改善が期待できる可能性があります。また、強度の遠視が原因と考えられる「遠視性内斜視」は、なるべく早い時期に適切なメガネを掛け、同時にビジョントレーニングをおこなうことにより高い効果が期待できる場合があります。つまり、メスを入れない方法でも、メガネやトレーニングといった手段で改善できる斜視はあると言えます。
 しかし、メガネの処方の仕方やトレーニングの手法や指導方法、また、本人のモチベーションなどが、効果に差をつける可能性があるのも事実です。



question  子どもがADHD (注意欠陥多動性障害)であるという診断を受けましたが、視覚に原因があることも考えられるのでしょうか?
answer   ADHDと診断されたすべての子どもに、かならず大きな視覚の問題があるとは言えないかもしれません。
しかし、海外のデータを見ても、またこれまでの私の経験から言っても、眼球運動、両眼のチームワーク、イメージ力などをはじめ、ビジョンとからだを使う感覚運動統合力に柔軟性を欠くケースが非常に多いのも事実です。
 従って、ビジョントレーニングが、ADHDの子どもの集中力や理解力、社会性向上に大きく貢献できることは十分言えると思います。



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